Fortigateの200Dを導入してみました。
NagiosやMRTGによるSNMPでの監視を利用したいので、監視サーバ側にMIBファイルを追加したいと思います。(追加しなくても値の取得は可能ですよ) Fortigateのファームは v5.0 です。
現状の事前確認
とりあえずMIBをインポートしていない状態でsnmpwalkを使ってFortigateのメモリ使用率を取得するとこのような結果になります。MIBフィールド名が表示されていません。
# snmpwalk -v 1 -c public 192.168.1.1 1.3.6.1.4.1.12356.101.4.1.4 SNMPv2-SMI::enterprises.12356.101.4.1.4.0 = Gauge32: 12
MIBの追加手順
事前にMIBファイルを /root 直下にアップロードしています。
またアップロードする必要があるファイルは FORTINET-FORTIGATE-MIB.mib と FORTINET-CORE-MIB.mib の両方が必要となります。
保管先のディレクトリを作成して設置します。
# mkdir /usr/share/snmp/mibs/vendor # mv /root/FORTINET-FORTIGATE-MIB.mib /usr/share/snmp/mibs/vendor/ # mv /root/FORTINET-CORE-MIB.mib /usr/share/snmp/mibs/vendor/
追加したMIBを読み込むには /root/.snmp/snmp.conf というファイルを作成して追加ロードの記載をする必要があります。
# mkdir /root/.snmp/ # vi /root/.snmp/snmp.conf
下記を記載します。
MIBDIRS /usr/share/snmp/mibs:/usr/share/snmp/mibs/vendor
MIBS all
これで完了です。rootで再ログインすれば設定が読み込まれます。
設定後の動作確認
実際にインポートが完了したか確認してみます。
先ほど実施したようにFortigateのメモリ使用率を取得してみます。
# snmpwalk -v 1 -c public 192.168.1.1 1.3.6.1.4.1.12356.101.4.1.4 FORTINET-FORTIGATE-MIB::fgSysMemUsage.0 = Gauge32: 12
正常にMIBフィールド名が表示されました。
めでたしめでたし。