2TBを超えるハードディスクは、GPT ( GUID Partition Table ) にて管理する必要がありますので、今まで使えていたfdiskでのフォーマットが行えません。
そこでfdiskに変わる方法としてpartedというコマンドがありますので、そちらのコマンドを利用して2TBを超えるパーティションを使えるようにしたいと思います。
前提
今回の前提としては下記を想定しています。
- ハードディスクサイズは7687MB(7.6TB)
- パーティションは一発切り
- OSはCentOS 6.5 64bit
- ハードディスクのデバイスは /dev/sdb
フォーマットする
parted でフォーマットする前に mklabel でラベルを作成してやる必要があります。
# parted /dev/sdb (parted) mklabel gpt
続いてパーティションを新規で作成します。
下記コマンドで「primary というパーティション名で ext4 タイプ、使用サイズは0%から100%まで利用」という内容になります。
(parted) mkpart パーティションの名前? []? primary ファイルシステムの種類? [ext2]? ext4 開始? 0% 終了? 100%
作成が完了したら print コマンドで確認しておきます。
(parted) print モデル: FUJITSU ETERNUS_DXL (scsi) ディスク /dev/sdb: 7697GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: gpt 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ 1 1049kB 7697GB 7697GB primary
これで新規パーティションの作成は完了です。あとはいつも通りにフォーマットしてマウントすれば利用可能となります。
# mkfs -t ext4 /dev/sdb1 # mount -t ext4 /dev/sdb1 /mnt/nas # df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sdb1 6.9T 178M 6.6T 1% /mnt/nas
以上で完了です。